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ユニバーサルデザインを意識したWebサイト構築

2010年10月26日

今週末2010年10月30日(土)から、「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010inはままつ」 が開催されます。この会議は、産・学・官の壁や言語・文化の違いを越えて、多様な人々が一堂に会し情報の共有化と人的交流を行うことで、より質の高いユニバーサルデザイン社会の実現を目指し、ひとりでも多くの方々が安全で快適に暮らせるためのアイディアや研究発表、事例紹介等が行われる国際会議です。

そもそも、ユニバーサルデザイン(Universal Design )は、1985年にRonald Mace(ロナルド・メイス)氏によって提唱されました。それまで一般的だったバリアフリーとは異なり、特定のユーザを焦点にするのではなく、力の弱い女性や子供、妊産婦などあらゆる立場の人々がこれまでよりも、より利用しやすい環境やモノ、サービスをデザインしようと掲げられたのです。
Mace(メイス)氏が発表した、The Principles of Universal Design(ユニバーサルデザイン7原則)は、ご存じの方も多いかと思います。形ある実社会の中で誰もが使えるデザインの原則として君臨していますが、WebサイトやWebアプリの構築においても、気にとめたい項目ばかりです。

ユニバーサルデザイン7原則
  1. 誰にとっても有益で公平に利用ができる
  2. 能力や好みによって柔軟性をもち、誰もが有益に利用できる
  3. 利用者の経験や知識等に左右されず、直感的に利用できる
  4. 周囲の状況や感覚能力に関わらず、必要な情報がすぐにわかる
  5. 間違った操作による危険やリスクを最小限に抑える
  6. 身体的負担を少なく、快適で能率的な利用ができる
  7. 利用しやすい大きさや広さが確保されている

この原則をもとにWebサイト構築した場合、
「だれでも公平に利用ができ、どのボタンを押したら、どんな反応が返ってくるか直感的にわかるホームページ」や「閲覧している環境が変わっても、ストレスなく内容がわかり、たくさんの情報が取得できるサイト」など、アクセシビリティの観点からみても、ユーザビリティの観点からみても、重要なポイントがおさえられそうです。
ユニバーサルデザインへの理解を高めることで、より利用しやすいホームページの作成が期待できます。


冒頭でご紹介した「第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010inはままつ」は、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD) が主催する会議で、2002年横浜、2006年京都に続き今回で3回目となります。
今回は「人と地球の未来のために〜持続可能な共生社会の実現へ向けて」とテーマを掲げ、国内外の多様な人と意見交換や相互交流を図ることで、持続的かつ自発的な行動を促すことで、UD社会を推進することをねらいに開催されます。
メイン会場は、アクトシティ浜松 (静岡県浜松市 JR浜松駅から徒歩1分)。10月30日(土)、31日(日)に用意されている一般公開プログラムは、Webからの事前登録のみで参加できるようです。
アクトシティ浜松には、駐車場や宿泊施設もありますので、ぜひ足を運んでいただければと思います。

第3回国際ユニヴァーサルデザイン会議2010公式ホームページ



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